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カナダ・バンクーバー地域で活躍するフライトインストラクターたちのブログです。
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抗ヒスタミン薬   ◆Mの訓練日記
風邪ぎみでフライトにいったときの話。

私の場合、風邪のひき始めはいつも鼻水鼻詰まり、人よりも鼻の穴が大きいのでしょうか。

一昨年の秋、コマーシャル(事業用)のライセンス取得に必要な飛行時間200時間まであと1時間という時に、不覚にも鼻風邪をひいてしまいました。
フライトテストも筆記テストも終わっていて、あと1時間飛べば晴れてコマーシャル(事業用)パイロット。何とかして飛びたかったんです。

風邪をひいて鼻詰まりになるといわゆる「耳抜き」がやり難くなります。
飛行機で上昇するときは大したことないのですが、問題は降下のとき。耳管が風邪のせいで炎症を起こしていると中耳内の圧力の調整が出来なくなります。
耳抜きが出来ないと鼓膜が外圧で凹み、耳鳴、耳痛、めまいなどの症状があらわれ、中耳炎になる危険もあります。

ですから、風邪をひいた日はフライトは控えましょう。

ならば薬を飲んで鼻詰まりを治せば良いじゃないか。という事になります。

鼻水、鼻詰まりの症状を緩和する薬は薬局で市販されていて、いくつかは抗ヒスタミン薬配合のアレルギー性鼻炎用の薬です。
風邪の症状にも効き、風邪薬としても売られています。
しかしこの抗ヒスタミン薬というのが曲者で、この薬を飲むと眠気という副作用を引き起こします。
薬の箱には服用後は車の運転などはしないようにと注意書きがされています。

飛行機も同様、服用後24時間は操縦してはいけません。

その日、私はその薬を飲んでいました。
おかげ様で鼻詰まりはすっきり、鼻水も止まったのですが軽い眠気が。
薬を飲んでいる以上、フライトはキャンセルしなければいけません。

もちろんキャンセルしました。

そこで同じ時間にフライトに行くという人に同乗させてもらいました。

副作用を身をもって経験するために。

テイクオフして徐々に高度が上がっていきます。
徐々に頭がボーっとしてきます。
目が虚ろになってきます。
強烈な眠気が襲ってきます。
頭の回転が悪くなってきます。
酒に酔ったみたいでした。

結論、これはとても危険です。

抗ヒスタミン薬は睡眠薬にも使われています。
酔い止めの薬にも入っている場合があります。フライトトレーニングで酔い止めの薬を飲んでいる人は予め薬にかかれた注意書きを確認しておきましょう。
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