カナダ・バンクーバー地域で活躍するフライトインストラクターたちのブログです。
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日本人は何処へ行く   ◆Mの訓練日記
土曜日の夜から日曜日の朝にかけて、バンクーバーでは雷を伴った大雨が降ったようです。
降ったようです。って、エムはバンクーバーに住んでいないのか?
熟睡していたせいでしょうか、全く気付きませんでした。
夜中に雷のような音を聞いたような聞かなかったような。。。

明日から8月ですか。そうですか。
もう8月ですか。

前回の日記でホンダジェットに付いて少々書きましたが。
FAAはホンダジェットのようなVLJ(Very Light Jet)の需要を今後10年で4,500機と予測しているようですが、既にEclipse Aviation社製のEclipse500というVLJが2,500機ほどの注文を獲得しているようです。
小型ビジネスジェットがアメリカではチョットしたブームなのでしょうか。
ちなみにこのEclipse500の気になるお値段は1億7千万円程。
これを安いと見るか高いと見るか。
まぁ宝くじが当たったら考えて見ましょう。

しかしビジネスジェット産業は原油価格高騰の影響を受けないものなのでしょうか。
今後10年で4,500機の需要予測、そしてEclipse500と他社の小型ビジネスジェットを合わせると既に3,000機程が売れています。
なかなか景気のいい話です。
こんな景気のいい話はアメリカのビジネスジェット業界だけ?

と思いきや、原油価格の高騰が始まってから航空会社の旅客数は実は減っていないらしい。増えているらしい。


乗客輸送は6.5%増、貨物は4.1%増 IATA
2006.07.28『CNN日本語版より』

ロンドン――世界の主要航空会社で組織する国際航空運送協会(IATA)は28日までに、今年6月の加盟社全体の運送実績を発表、乗客は前年同月比で6.5%増、貨物は同4.1%増を記録した、と発表した。
乗客座席の占有率は78.3%で、1.5ポイント上回った。

航空燃料の価格上昇にもかかわらず、旅客需要が大きな影響を受けていないのは好材料としながらも、原油価格の動向がやはり、最大の懸念材料としている。加盟者全体の赤字幅は今年、30億ドル前後になるとも推定している。


これから日本のお父さん達はお盆休み。
この8月の航空会社の乗客数は前年同月と比べて増えるのか、それとも減るのか。

「原油価格高騰で飛行機代が高いから、海外旅行は諦めて今年は近場で。」

ってお父さんもいるかもしれない。
でもガソリン代も明日から値上げ。。。

「ガソリン代も高いから、電車に乗ってデパートでも行くか。」

と、デパートの売上が伸びるかも。あるいは映画館とか。

果たして、この原油高が消費者個人に与える影響は。。。

お盆休み中の日本人の動向に注目しましょう。


余談ですが、原油価格高騰により、砂糖の価格も上がっているようです。
なんでも、原油の代わりに期待されているエタノールがサトウキビから採れるから。
サトウキビの国際的な取引価格も上がっているようです。
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冷やし中華はじめました   ◆Mの訓練日記
夏になるとラーメン屋のメニューに冷やし中華が加わります。
個人的には冬でも食べたいのに、何で夏だけなんだろう?と思います。
冷やし中華を始めると店先に、

「冷やし中華はじめました」

と張り紙がされます。
バンクーバーのラーメン屋でも冷やし中華はじめました。


7月25日に発表された『ホンダジェット』の事業化。
かねてから小型航空機の研究を進めてきたホンダが、いよいよ製造・販売に乗り出すようです。
この『ホンダジェット』の写真を見ましたが、実に独特な格好をしています。
エンジンが主翼の上に付いています。
主翼の上に支柱が立っててその上にエンジンが乗っかっているので、通常良く見られる主翼の下にエンジンをぶら下げたジェット機を上下逆さまにしたようです。

このホンダジェットは乗員・乗客8人以下の軽ビジネスジェット(VLJ:Very Light Jet)の部類。
FAAは今後10年の間に軽ビジネスジェット(VLJ)の需要を4,500機と予測しているそうです。
ですから需要はありそうです。
この秋から受注を開始し、順調に開発が進めば2010年には機体の引渡しが始められるとの事。

しかし問題はどうやって上手く販売網を作っていくか。
今回ホンダは販売・部品補給・技術支援などでパイパー・エアクラフト社と提携したようです。
つまりパイパー社の販売網を利用できます。
では、なぜパイパー社なのか。
パイパー社といえばチェロキーなどの小型飛行機を専門に扱うアメリカの小型航空機メーカー。
フライトトレーニングではセスナと共にパイパーの小型機が多く利用されています。
セスナとはライバル関係。
そんなパイパーがなんでワザワザ他社であるホンダの飛行機を自社の販売網に乗せてくれるのかにはアメリカでの小型機販売競争が絡んでいるのではないかと想像します。

パイパー・エアクラフト社の製品には私の知る限りビジネスジェットが無い。多分。
一方、ライバルのセスナやビーチクラフトの製品にはビジネスジェットがある。
だからパイパーはビジネスジェットが欲しい。
そこでホンダジェットが登場。
パイパー社の販売網にホンダジェットを乗せることにより、

「パイパー・エアクラフトでもビジネスジェットはじめました」

と、「冷やし中華はじめました」のような看板が出せます。
ホンダとしてはわざわざアメリカに現地法人の販売会社を作るより、パイパー社の販売網を使わせてもらった方がお金がかからない。

パイパー・エアクラフト社と本田技研、お互いハッピー。

あくまで私個人の想像です。

しかしむかし同じような事例がありました。

三菱が初めて開発・販売したビジネスジェット『MU-300』。
三菱はMU-300以前にMU-2という双発ターボプロップを製造しアメリカで販売していました。
MU-2販売のためにアメリカに現地法人『MAI(三菱アメリカ航空)』を設立、MU-300もMAIで当初販売されていました。
しかし現地法人MAIはMU-2の販売で既に赤字を抱え、三菱一社でMU-300の販売を続けるのは困難な状況になってしまいました。
そこで登場したのが当時経営再建中のビーチクラフト。
ビーチクラフトの製品にビジネスジェットが無かった。
でもアメリカ国内に巨大な販売網をもっていました。
三菱とビーチクラフトのお互いの利害が一致しました。

「ビーチクラフトでビジネスジェットはじめました」

それ以降、三菱MU-300はビーチクラフト社で販売されています。
名前も変えられて『BEECHJET400(ビーチジェット400)』。
さらにまた名前が変わって『Hawker400(ホーカー400)』。
現在では生産・販売権ともビーチクラフトが持っています。


何気に日本はビジネスジェットのパイオニア。

「日本製ビジネスジェットはじめました」
プロジェクトM   ◆Mの訓練日記
昨日の新聞に『ホンダジェット』の記事が載っていました。
いよいよホンダもビジネスジェット産業へ本格的に参入です。

先週、東工大と松下が乾電池だけで飛行機を飛ばしました。
それを見て考えた事。

乾電池ではなくて太陽電池で飛行機は飛べないのだろうか?
無人ではなくて人を乗せて飛べる飛行機。

調べてみたところ、1980年代に太陽電池を動力源とした飛行機がパイロットを乗せてフランスを飛び立ち、ドーバー海峡を渡ってイギリスに着陸してました。
その飛行機の名は『ソーラーチャレンジャー号』

理論的に太陽電池なら太陽が出ている限り飛び続けるハズ。
ならば太陽と一緒に地球を周れば世界一周だって。。。
と、思っていたら24時間で地球を一周しないといけない計算である事に気付きました。
赤道を1周すると約4万キロ。
24時間で4万キロだと時速。。。

1,669キロ。(°Д°)ハァ?
何かの間違いでしょうか。

そんな速い速度で太陽電池飛行機が飛べるハズがない。

ならば近い将来、こんな記録に挑戦したいとチョット思ってしまいました。

『日本まで太陽電池飛行機で単独無着陸太平洋横断』

バンクーバーから日本に帰国する時、飛行中の窓の外はずっと昼間です。
JALやエアカナダでバンクーバーを出発する時、太陽はバンクーバーの東の空にあります。
飛行機が日本に向かって西へ進むにつれて太陽は飛行機を追い越し、日本に到着する頃には西の空にあります。
一年で最も日の長い6月だったら、バンクーバーの日の出は午前4時頃。そして日本での日没は午後7時くらいでしょうか。
つまり太陽は約23時間かけてバンクーバーの東の地平線から日本の西の地平線まで移動します。
その間に何とか太陽電池で太平洋を横断できないものか。
通常JALやエアカナダのバンクーバー成田間の飛行時間は10時間程?ですから、23時間かけて飛行するという事は単純に計算して2.3倍の時間をかけて飛行するという事。
それはつまりJALのB747-400の平均速度の2.3分の1の速度で飛行しないと日没までに日本にたどり着けない事になります。
それってどれくらいの速度なんだろう。。。
カタログで見るB747-400の巡航速度が時速910キロ。その2.3分の1は約時速396キロ。
ノットにすると約220ノット。

なんだかビミューな速度です。

太陽電池だけでパイロットを乗せて飛ぶにはかなり速い速度だと思う。。。
あるいは誰かGoogle EarthでYVR-NRTの直線距離を測ってみてください。
それを23時間で割れば正確な速度が出ると思います。
なんだかもっと速くなりそうですが。

何はともあれ、これくらいの速度を果たして太陽電池だけで出せるのか?
これから研究してみたいと思います。

ちなみにこのフライトはVFR(有視界飛行)です。
なぜなら雲に入ると太陽光が遮断されるから。

なるべく雲の上を飛んでいきましょう。VFR OTT。

シングルエンジン(モーター)かツインかは要検討です。

それから飛行高度も考えないと、偏西風や太陽光の強さを考えて。
もしかすると酸素ボンベが必要かもしれません。


さて何年後に実現するのか。
それとも3日で飽きるのか。
でもきっと将来誰かが実現してくれそうです。


『プロジェクトM 太陽電池で太平洋を飛ぶ』

参加者募集
激マズ   ◆Mの訓練日記
最近、朝食にシリアルを食べています。
夏場の食欲がすすまない時には食べやすくて良いです。
しかし今朝シリアルを食べようと冷蔵庫を開けたら、牛乳が無かった。
ん。。。
コーヒーかけてみました。

激マズ。

シリアルには牛乳が一番良く合います。


本来使わなければいけないものが無かったり、手に入らない場合。
それに代わるものを使うのは、時としてマズイ。

ハイオク仕様の車にレギュラーガソリンを入れると故障の原因になります。
飛行機に車用のガソリンを入れると事故の原因になります。
ディーゼル車に灯油を入れると脱税になります。
飛行機用のガソリンを車に入れても脱税になります。多分。

以前インターネットで調べたのですが、日本では燃料にかかる税金で一番高いのは車用のガソリンだったと思います。
多分。
まぁ、税金は安くてもそもそもの単価は航空機用ガソリンのほうが高いので、それをワザワザ車に入れる人はいないと思いますが。。。
一応参考まで。

それからもう1つ。
どれくらい昔だったか忘れてしまいましたが、ハイオクガソリンの宣伝でやたら「無鉛」という言葉を耳にした時期があったと思います。

「無鉛ハイオク」

つまり鉛が入っていないハイオクガソリン。
鉛が入っていないガソリンはきっと人体にはやさしいんだろうなぁ~。

って、それまで鉛が入ってたんかい!

昔はエンジンのノッキングを防止したり、オクタン価を高めるために鉛が使われていました。
しかし現在ガソリンスタンドで販売されているのは全て無鉛です。
アメリカでは法律により有鉛ガソリンが規制されています。一部を除いて。

えぇ、一部を除いて。

えっ?その一部って何か?

航空機用ガソリンです。

だから航空機用ガソリンを車に入れて公道を走ると脱税+αで捕まるかもしれません。


現在、広く使われている航空機用ガソリンのグレードは『100LL』。
カナダ中、何処の空港に行っても100LLを給油できます。
多分アメリカでも日本でも。

『グレード100LL』

100はガソリンのオクタン価を現しています。つまりオクタン価100。
LLはLow Leadの略。
Leadとは英語で「鉛」の事。つまり『グレード100LL(Low Lead)』には鉛が入ってます。
LowがあるということはHighもあるのか?

ハイ。
(Highとハイをかけてみました)

『グレード100』

オクタン価100のハイオクガソリン。グレードだけを一見するとLの文字が無いので鉛(Lead)が入っていないかのように思われます。
しかしこの『グレード100』はHigh Leadです。
私的には『グレード100HL』と書き表したいところです。
でもこの『グレード100』は今まで実際に見たことがありません。

そもそもガソリンに鉛を入れるのはオクタン価を高めるため。
もし、Low LeadとHigh LeadのLowとHighが単純にガソリン中に含まれる鉛の量を現すものだとすれば、『グレード100』は『グレード100LL』よりも多くの鉛を含んでいる事になります。
しかし両者とも同じオクタン価100。
だったら鉛の少ない『グレード100LL』の方が良いです。
すると『グレード100』の存在価値がなくなってしまいます。

それとも『グレード100』のガソリンしか入れてはいけない飛行機もしくはエンジンって実際にあるのでしょうか?
確かに有鉛ガソリン仕様の車に無鉛ガソリンを入れる場合は特別に添加剤を加えないと故障を起こす可能性があります。
それと同じようなものかな?


何はともあれ、シリアルにコーヒーをかけて食べると激マズです。
頭がすぅ~すぅ~します   ◆Mの訓練日記
夏本番です。

先週は30℃を越える日が続き、暑い暑いと騒いでいた私。
昨日は髪を短く切りました。
別に失恋した訳ではありません。
暑いから床屋にでも行ってさっぱりしようと思い立ったからです。
お金があまり無いので散髪のペースは4,5ヶ月に一回。
5ヶ月も散髪に行かないと結構伸びます。
なので毎回思いっきり短くしてしまいます。

しかしせっかく髪を短くしたのに、なんだか今日は涼しい。
日陰はチョット肌寒いくらいです。
風も吹いていますが、風が冷たい。

タイミングワルッ!

私のジンクスです。

「散髪に行ったら天気が悪くなる。」

気のせいでしょう。
でも、なんだかこれからもっと悪い事が起きるような気がする。
これも気のせいでしょう。


2000年7月25日はコンコルド墜落事故が起きた日です。
パリのシャルル・ド・ゴール空港でコンコルドの主翼が離陸直後に炎上、そして離陸から2分後に墜落。
この事故で乗客乗員109名と地上で事故に巻き込まれた4名が犠牲になり、コンコルドによる最初で最後の事故になりました。
事故原因はコンコルドが離陸する直前に同じ滑走路から離陸した飛行機が落とした金属片によりコンコルドのタイヤが破損。
4.5kgのタイヤの破片が主翼にぶつかり燃料タンクが破損。漏れ出した燃料に引火して主翼が炎上。
この事故によりコンコルドは運航停止。
事故から1年3ヶ月後に運航が再開されますが、2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロの影響から運航終了となります。


つくづくタイミングの重要性を感じます。


コンコルドはその開発・運航費用が高額、離発着出来る空港や飛行ルートが限られる、座席数が少ないなど商業的に成功した機体ではありませんでした。
開発費の採算を取るためには250機販売しなければいけなかったのに実際には16機に留まっています。
同時期に開発されたB747は大衆向けの低コスト・大量輸送で商業的に成功し、現在も世界中で飛び続けています。


技術的にも商業的にも登場が早すぎたコンコルド。
解決すべき問題が技術的に解決できないまま完成。結果、運航コストは高く、使用できる空港や航路も限られた。
また時代は低運賃・大量輸送。
航空会社がお金持ち向けのサービスから大衆向けのサービスへと変わる中、全席ファーストクラスのコンコルド。
そのため商業的にも成功できなかったのかも。


そして事故原因。
たまたま直前に離陸した飛行機が金属片を滑走路に落としてしまいました。
それがタイヤを破損。
金属片を落とした飛行機は耐久基準を満たしていなかったとか、整備ミスがあったとか。


事故後1年3ヶ月かかってようやく運航が再開されますが、再開直前にアメリカ同時多発テロが起こり航空会社はどこも経営が苦しくなります。
経営が苦しい航空会社にとって、コンコルドは手におえません。
2003年にはエール・フランス、ブリティッシュエアウェイズともコンコルドの運航終了を決定します。


タイミングが悪かった、と言ってしまえばそれまでですが。。。


タイミングの悪さは私も自慢できます。
もはやこれは運です。
でももし人生においてタイミングの良さ、もしくは運の良い時期がみんなに平等にあるとすれば、私の運の良い時期はこれから訪れてくれる事でしょう。
今、このタイミングであまり運が良くてももったいない。

これからもっと重要な局面で運が向いてくる事でしょう。

前向きに行きましょう。


おっと、忘れていました。
今日、7月25日はあの人の誕生日でした。

女優・高島礼子さん。

ふぅ~ん。。。
へぇ~。。。


それから、最近姿を見せませんが管理人titmouse氏も今日が誕生日だった気がします。
空中浮遊   ◆Mの訓練日記
何かと外で過ごす時間の多い今日この頃。
順調に日焼けしています。T-シャツ跡くっきり。
もともと日焼けし易い体質なのでしょうか。
飛行機に乗っているときも日焼けします。
コックピットに座ると見事に顔だけに日差しが当たるので1時間とかでもフライトに行って帰ってくると顔は赤くなってます。
サングラスをしている人は後がくっきり付きますね。
スキーでも行ってきたの?って感じです。

ここバンクーバー周辺では、天候の良い日が続くのでスカイダイビングも盛況のようです。
予めダイビング用の空域は決められているので、小型機のパイロットはその空域には近づかないようにコースを取ります。
でもダイビング用の空域っていうのは空港の真上にあったりします。
なぜならダイバー達は空港から飛行機に乗って上空に上がり、ダイビングして空港に降りて、また空港から飛行機に乗って上空へ。。。って繰り返しますから。
ダイバーもパイロットもお互い気を付けているので、空中での衝突事故などは起きませんが、コックピットからパラシュートで降りてくる人たちの姿は良く見えます。

この暑い日に飛行機から飛び降りたらさぞかし気持ちの良いことでしょう。
チャンスがあれば是非やってみたいものです。
むかし『ターミナル・ベロシティ』って映画がありましたが、トム・クルーズ主演?でしたっけ。
ターミナル・ベロシティ(terminal velocity)、日本語では終端速度と言うのでしょうか。
スカイダイビングの場合、落下中のダイバーの終端速度は時速195キロと言われています。
パーマン(時速119キロ)より速い。
飛行機を飛び降りてから僅か5.5秒でターミナル・ベロシティ時速195キロまで加速します。
そんな速度で人間が落ちてくるのですから、間違って小型機がダイビング用空域に入ってしまったらダイバーもパイロットも避けようがありません。


終端速度(ターミナル・ベロシティ)とは何ぞや?

ダイバーが飛行機から飛び出しました。
飛び出した直後のダイバーの速度は0m/s。
しかしすぐにダイバーは地球の重力によって下向きに加速を始めます。
飛行機を飛び出して1秒後にはダイバーの速度は秒速9.8m。
2秒後には秒速19.6m。
つまり重力による加速度は毎秒9.8m/s。
そして5.5秒後には秒速54mまで加速します。時速に直すと194.4キロ。
しかし6秒経っても、10秒経っても時速194.4キロのまま。これ以上は重力によって加速しません。
なぜなら時速194.4キロで落下するダイバーの体に当たる風の抵抗がそれ以上の加速を妨げているからです。
言い換えると風の抵抗、つまり風圧がダイバーの体重と釣り合っているからです。
このときの速度を終端速度(ターミナル・ベロシティ)と言います。

落下する物体の形状、重さによってその速度はもちろん変わります。
サッカーボールとボーリングの玉、大きさは大体同じでもボーリングの玉のほうが圧倒的に重いですから、終端速度は速くなります。
1キロの羽毛と1キロの鉄球だと、鉄球のほうが明らかに小さいので受ける空気抵抗は小さく終端速度は速くなります。
しかしどの場合でも加速度は大体毎秒9.8m/s。


そこで、ヘンなことを思いつきました。

飛行機が飛んでいるとき、翼の作る揚力は飛行機の重さと等しくなります。
上昇中も降下中も水平飛行中も。

ならば、人間ががんばって時速195キロまで走れば、体に受ける風圧が体重と等しくなり揚力となって体が宙に浮くかも。

空中浮遊
ビジネスチャンス   ◆Mの訓練日記
いきなりですが、弱音を吐いても宜しいでしょうか。


暑い。


そりゃ、解ってますよ。日本のほうが暑いのは。
でも、急にこんなに暑くなられては、弱音を吐かずにはいられません。
30℃を超えただけでこんなにも暑さを感じるとは。今までが涼しかっただけに、バテそうです。
一番最悪なのはバスの中。
この辺のバスにはエアコンが付いていません。
金曜の夕方、帰宅ラッシュ時に満員バスの中、ギラギラと降り注ぐ西日を満喫しました。
思い出したくもない。
西日が降り注ぐ満員のバスの中、渋滞でちっとも進まないバスには風も入ってきません。
体感温度は40℃くらいでしょうか。

そんな中でもニット帽(ファッション?)をかぶる若者を発見。

ありえない。


と、弱音を吐いて始まった今日の訓練日記。
飛行機や空港に潜むビジネスチャンスの話題を。


「飛行機酔い」の袋を「広告媒体」として提供、米航空
2006.07.20
『CNN日本語版より』

アリゾナ州フェニックス――米航空中堅、USエアウェイズは19日、今年秋から乗客座席に常備されている飛行酔いなどに使う袋に、企業の宣伝を掲載する方針を明らかにした。米航空では初めての試みとみられる。収益向上を狙う策で、袋の利用について、同社は「何で他の目的に使ってはいけないのか、とひらめいた」としている。
袋利用に関心を示す企業と交渉を開始している。広告の掲載料金の詳細は不明。医薬品メーカーなどの広告になる可能性がある。
USエアウェイズは2004年、米同時多発テロ後の客離れなどが進む中で経営破たんし、連邦破産法11条の適用を申請。原油価格の上昇で、航空燃料が高騰する中で、経営再建に取り組んでいる。


男性用トイレ“こぼれ”防止 シール狙い的中
『産経新聞より』

関空発、ナニワ新ビジネス
男性用の小便器に張り付ける直径3センチの小さなシールが思わぬヒット商品になっている。「的があれば狙いたくなる」という男性心理を巧みに利用し“的はずれ”な方向への飛び散りを防ごうというアイデア。一昨年に関西国際空港が考案したところ、商魂たくましい大阪市内の印刷会社が独自に商品化。トイレの汚れに悩む公共施設などに大ウケした。採用例は全国に及んでおり、関空から生まれたナニワのニュービジネスとして注目されそうだ。
商品化したのは、大阪市中央区の印刷会社「たかアート」。今年1月、ダーツの的やテントウ虫、「777」マークを印刷したシール3種をインターネットで売り出したところ、学校や病院、ビルの清掃会社などから問い合わせが殺到し、これまでに約700セット(10枚組)を売り上げた。価格は1セット3800円。
「関空さんの成功例をニュースでみて、『これや!』と思いました」と同社のシール販売担当、岡本達幸さん(38)。シールは小便器の排水溝の上約15センチの位置に張って使う。岡本さんが「実験」を繰り返し、飛び散らない角度を検証した。
関空との違いは、温度で色が変わる特殊インクを使い、うまく命中すると、マークが赤くなるところ。「単なるものまねではつまらない。お客さんに飽きられないよう工夫してみました」と岡本さん。一番の売れ筋はダーツ型。テントウ虫は学校、「777」はパチンコ店でよく売れているという。
≪効果抜群≫
一方、最初に関空にシールを納品した“本家”の印刷会社「岸和田双陽社」(大阪府岸和田市)にも問い合わせが相次ぐ。20~30枚と小口の注文が多いため、昨年末に2000枚を一括生産。1枚20~30円で小分けするビジネスを始めた。
効果はてきめんで、昨年12月に300枚を購入した和歌山市古屋の「和歌山労災病院」では、1日4回掃除をしてもやまなかった患者からの苦情が、シールの張り付け後に激減。「モップをしぼる回数が減った」などと清掃員らの評判も上々という。
また、最近では、国内最大手の鉄道会社から、「新型特急に採用できないか」と、サンプル提供の依頼があったといい、商談が成立すればビッグビジネスに発展する可能性もでてきた。鉄道の場合も、揺れの激しい電車のトイレの汚れに悩んでいるという。
トイレ業界大手のTOTOの調査によると、トイレが不衛生と感じた場合、その店を「もう利用しない」「利用回数を減らす」と答えた人は計77%に及んでおり、トイレが施設の集客に及ぼす影響は大きい。シールの商品化は、そうしたニーズをうまくとらえたというわけだ。
≪世界一に≫
しかし、このアイデア、もともとは関空側の発案によるものだ。関空によると、施設の清掃員が韓国旅行に出かけた際、小便器内にテントウ虫型のマークがあるのを発見。帰国後にシールを発注して空港内の556基の小便器に張り付けたことが、そもそもの始まりだった。この結果、関空は「世界で最もトイレがきれいな空港」という評価を英ロンドンの調査会社から得るようにもなった。
担当者は「まさかうちのアイデアが商品化されているとは…。ただ、私たちも海外からヒントを得たわけですし、権利を主張するつもりはありません。これで全国のトイレがきれいになってくれれば」とエールを送っている。


関空のトイレが世界で一番きれいだったなんて知りませんでした。
いつも帰国の際は関空を利用していますが、トイレにそんなシール貼ってあったっけ?
男性用トイレを利用した事のない方にとっては、なかなか想像し難いかと思いますが、確かに的があると狙いたくなると思います。
今回の新しいアイデアでは、的に当たると温度で色が変色とありますが、糖分に反応して変色するバージョンもありかも。
トイレで毎回糖尿病検査。
いしだあゆみとエムブラエル   ◆Mの訓練日記
天気予報では晴れるはずだったのですが、曇ってます。
昨日の日記で今年の夏はいつもより涼しいと書いたのですが、やっぱり今日も涼しい。
でもイマイチ当たらない天気予報では週末の気温は30℃超。
いよいよ夏本番ってところでしょうか。
日本の学校はそろそろ夏休みですか。

たまたまインターネットを見ていて発見したのですが、今日はアポロ11号が月面に着陸した日だそうです。
1969年7月20日20:17:40UTC(世界標準時)にアポロ11号は人類ではじめて月面着陸に成功。
『人類ではじめて』と言うことはその前に人類以外の生命体は月に降り立っていたのかもしれません。
もしかしたら極秘にNASAは地球外生命体から月面着陸に関するアドバイスを受けていたのかも。

「あぁ、月ね。こうやったら上手く降りれるで。」

って。
1969年を思い出してみると当時私は。。。あっ、生まれてなかった。

当時日本は高度経済成長の真っ只中。
『巨人・大鵬・卵焼き』の頃でしょうか。
東名高速道路全線開通。
ヒット曲にいしだあゆみの「ブルーライト・ヨコハマ」、内山田洋とクール・ファイブの「長崎は今日も雨だった」、ザ・キング・トーンズの「グッド・ナイト・ベイビー」などなど。
私でもサビの部分だけなら歌えます。

航空機業界では1969年3月2日にコンコルドが初飛行、9月2日にはB747も初飛行、ブラジルの航空機メーカーEMBRAER(エムブラエル)はこの年に設立されました。
高速・大量輸送時代の幕開け。

今となっては「古きよき時代」、お父さん達の青春時代です。

巨人は歴史的な連敗で現在5位、子供達は相撲よりサッカー、卵焼きより何?寿司?
ザ・キング・トーンズは何処へ行った?
コンコルドは運行終了、B747在来型も日本の空から姿を消してしまいました。

残ったのはいしだあゆみとエムブラエル?

これも歴史の流れです。


これからの航空機はただ大きくて速いだけじゃイケマセン。
経済性と環境重視。


この前の日曜日7月16日のニュース。

『桶川飛行場で単三乾電池160本を動力にしたプロペラ機が有人飛行に成功』

ご存知の方も多いでしょう。
東京工業大と松下電器産業が乾電池だけで飛行機を飛ばしました。
機体は「鳥人間コンテスト」に出てくるようなウィングスパンが長く低速でも揚力を沢山作り出せるもの。
飛行時間は59秒で距離が391mですから、速度は普通の人が全速力で走ったくらい。
このニュース、バンクーバーの地元新聞でも取り上げられました。
見出しは『Flying on batteries』
飛んでいる飛行機の後ろを東工大の学生らしき2人が走って追いかけるカラー写真付き。

この飛行は松下にとっては乾電池の宣伝だけなのでしょうか。
それとも何か新しい技術的な目的もあったのでしょうか。
しかしこれでパナソニックの乾電池がバンクーバーでの売上を伸ばすことになるかもしれません。

でもカナダ人は松下=パナソニックって知ってるんでしょうか?
ミラクルです   ◆Mの訓練日記
今年のバンクーバーの夏はいつもと比べて暑くないような気がします。
冷夏っていうほどでもありませんが、去年はもっと暑かったような気が。

チャン○ムオフ会行ってきました。
先週の金曜日、リッチモンドにある某居酒屋「○月」で開催。
そうです、titmouse氏と私の行きつけの某居酒屋「香○」。
ングムを一度も見たことの無い私も参加。
そしてツッコミ所満載ドラマ「チャ○グムの誓い」のツッコミ所をtitmouse氏から教授してもらいました。
酔っ払ってオフ会後半の記憶が曖昧なのですが、憶えているのは出演者がドラマの中で年をとらない。
設定ではドラマの後半で主人公は50歳くらい?なのですが、老け顔メイクなし、出演者そのまま。

「若い50歳やなぁ~」

ミラクルです。


翌日土曜日には地元バンダリーベイ空港でエアショー開催。
チャング○オフ会に行っておいて、何故かエアショーには行きませんでした。

ミラクルです。


その翌日日曜日はテレビ見てました。
「MYSTERY BASTARD」という好きな番組があります。
どんな番組かというと、色々なミステリーを出演者のおじさん2人が実験で科学的?に解明するという番組。

今までの番組の中で特に面白かったのは、高高度を飛行中の旅客機の中で銃を撃って窓に穴が開いたらどうなるか?
映画の中では機内で銃撃戦が起きると、拳銃の弾で窓に小さな穴が開いて内外圧差に窓ガラスが耐えられなくなって窓ガラスが外れて。。。そこから乗客が外に放り出される。というシーンがあります。

本当にそんなことが起きるのか?

実際に飛行中の機内で実験するのは危険すぎます。
そこで番組の中では、スクラップ置き場にある廃棄された飛行機を使って実験を行いました。
まず、地上にある飛行機の機内に空気を送って中の気圧を上げます。
空気が機外に漏れないように事前に機体の穴という穴を塞ぎ、空気を入れて機内の気圧を上げると、海抜ゼロメートルでも1万メートル上空と同じ機内と機外の気圧差が再現できます。
そして機内に拳銃を窓に向けて固定して引き金はラジコンでコントロールできるようにしておきます。

試行錯誤の末に機内の加圧が完了、外の気圧と機内の気圧の差は高度1万メートルを飛行中の時と同じ気圧差になりました。
そしてカウントダウン開始。
機内の様子は監視カメラをセットして撮影、ダミー人形が座席に座っています。

3、2、1、バン!

。。。何も起きません。
拳銃の弾で窓には小さな穴が開きましたが、ガラスにヒビが入って窓がバラバラになって、そこから人形が外に放り出されるなんて事は起きませんでした。
窓に開いた小さな穴から空気が漏れて機内の気圧は下がりましたが、そんなに急激でも無いようです。

穴を塞いで再度挑戦しますが、結果は同じ。

飛行機の機体はかなり頑丈なようです。
映画みたいな事は起きませんでした。

なかなかお金のかかった実験でした。


気圧差で思い出しました。

むかし新幹線に乗っていた時の事。
新幹線も飛行機なみに密閉された乗り物です。
時速300km近くで走行すると密閉された車体は内外の気圧差で膨らみます。多分。
私は窓側の席に座って肘掛にひじを置いていました。
新幹線が加速するにしたがい車体が膨らんだのでしょうか、肘掛と窓の隙間が広がったように感じました。
そこでその隙間に腕を入れて、実際に車体の膨張を体感してみようとくだらない実験をしてみました。
隙間は加速するに従い広がっていきます。

「お~、広がった!広がった!」

しかし次の瞬間、新幹線はトンネルの中に入ってしまいました。トンネルに入った瞬間、車体はゆっくりと縮み始め、肘掛と窓が徐々に腕を挟んでいきます。

「ヘェ~トンネルに入ると車体は縮むんだ!。。。ん?イタッ!イタイ!」

腕は結構な力で肘掛と窓に挟まれました。
痛かった。

でもトンネルを出るとまた車体は膨らみ無事に腕は抜けました。

ミラクルです。


ちなみにその時の新幹線は一番古いタイプだったと思います。
誰か同じような体験をした方っていませんかね。
仲良くしましょう   ◆Mの訓練日記
ここ数日、日本はかなり暑いようで。
バンクーバーは曇りがちな天気で肌寒いくらいです。
天気予報では今夜から週末にかけて天気は回復傾向にあるようで、来週からはまた暑い日が続きそうです。


一昨日ジダンがフランスのテレビに生出演し、頭突きの真相?を語ったようですが、イタリアのマテラッツィは発言の内容を否定しているようです。
そして興味深いニュースが1つ。
フランスの弁護士さんがワールドカップ決勝の無効を訴えるため、裁判の準備をしているそうです。

ん。。。

むかしサッカーワールドカップの試合結果から戦争になった例がありましたが。。。
奇しくも1969年の今日7月14日、エルサルバドルはホンジュラスに侵攻を開始。
この2国間にはもともと色々な問題があったわけで、たまたまそれの火を点けたのが、6月27日に行われたワールドカップ・メキシコシティ大会での予選準決勝プレーオフ、エルサルバドル-ホンジュラス戦。
結果は3-2でエルサルバドルの勝利、そしてホンジュラスは。。。

詳しく知りたい方は「サッカー戦争」で検索してみてください。
ちなみにこの戦争ではプロペラ機同士の最後の戦闘が行われたそうです。

まぁ、フランスとイタリアの関係が悪くならなければ良いですね。
スポーツと政治は別ですから。


40年ぶりの日本独自の旅客機開発が進んでいると前回の日記で書きましたが、それとは別にJAXAが研究を進めている超音速旅客機計画があります。
計画ではコンコルドより座席数が多く、速度も速くて長距離飛べる超音速旅客機。
前回のパリ・エアショーでフランスと日本が共同で研究を開始したと発表がありました。
国際プロジェクトです。
実現すれば東京―ニューヨーク間は6時間で飛行が可能になるとか。
夢のような話です。
こんな夢のような飛行機を作るのですから、1国だけでは予算的・技術的に辛いものがあります。
最近の飛行機開発は何処も複数の国籍企業が絡んだ国際プロジェクト。
だから日本は超音速旅客機開発のためには是非ともフランスと友好的な関係でいてもらわなければいけません。


むかし、アメリカがまだまだ元気だった頃の話。
1962年イギリスとフランスのコンコルド共同開発計画が発表されると、先を追い越されてはマズイとアメリカでは超音速輸送機の研究に当時のケネディ大統領が開発費の75%を支援する国家プロジェクトを発表しました。
イギリス・フランス連合VSアメリカの超音速旅客機対決です。

しかし既に計画が始まっているコンコルドに対してアメリカは全てが後手後手にまわり、開発競争に勝つのは無理と判断。
ならばコンコルドより大きくて速い先進的な飛行機を作ることにしました。

座席配置2-3-2のワイドボディ250人乗りで巡航速度はマッハ2.7~3.0という要求仕様書をアメリカは国内航空機メーカー3社に提示。
競合の結果ボーイングが選ばれ開発はスタート。
しかし初めての試みに対して上記の要求は難しいものがあったのでしょう。
膨らみ続ける開発費に対する国の援助額も増大、また超音速飛行の際の環境への悪影響も懸念され左派勢力の反対にあいます。
結局援助は打ち切られ、開発も中止になります。
中止が決定された時点での航空会社からの受注数は26社122機。
日本航空も導入を検討していたようです。

もし、このボーイングの超音速旅客機B2702が実現していたら、日本航空でも飛んでいたのかも。
そう考えると実に惜しい。
日本の航空業界は変わっていたかも。

騒音問題で成田空港とか関西空港はもっと都心から離れたところにあったりして。。。
タイミング2   ◆Mの訓練日記
昨日7月11日はYS-11の誕生日でしたが、今日12日はユリウス・カエサル、京唄子、中村玉緒、片平なぎさ、渡辺美里、イ・ビョンホンの誕生日です。
そんな人たちの誕生日を祝うつもりがあるのかないのか、バンクーバーは朝から雨です。
そしてお湯が出ません。
久しぶりに冷たい水で顔を洗いました。


『環境適応型小型航空機』
ナンジャソリャ?と思われる方もいるでしょう。
これはYS-11以来40年ぶりの日本独自の小型旅客機開発計画の名称です。
40年前のYS-11の時は、

「あと数年でGHQによる航空禁止が全面解除になる!かつての航空王国であった日本の栄光を再び取り戻すために、国産旅客機の開発には諸君達のような日本を代表する企業の参加が必要不可欠である!ここはひとつ、政府主導のもと一丸となり、欧米列強の旅客機に勝るとも劣らない国産旅客機を作ろうではないか!」

と政府主導での開発が進められました。
しかし今回は企業主体で開発を進め、国は開発費の半分を援助するというものです。
まず経済産業省が国から予算を獲得、企業に向けて小型航空機開発計画を発表し計画に参加してくれる企業を募集します。

「これくらいの座席数で最先端の複合素材なんか使って軽量化してさぁ。空気抵抗も減らせば燃費が良くなって運行費も抑えられるし。でもって操縦システムに最新のIT技術をふんだんに取り入れて操縦が簡単な飛行機を5年で開発できないかなぁ?イヤならいいんだけどさぁ。もちろん開発費用の半分は出すから。」

って計画を発表、希望者を募りました。
そこで名乗りを上げたのが三菱重工業。

「ハイ!やってみます!」

三菱重工業が主契約企業となり、富士重工と日本航空機開発協会が協力する事になりました。
また、JAXA(宇宙航空研究開発機構)も協力しています。


では、どんな飛行機が出来るのか?
パリ・エアショーでの三菱の宣伝文句は、

『真の次世代RJ(リージョナル・ジェット)がエアラインにベスト・ソリューションを提供します』
◇究極まで無駄を省いた胴体と革新的な客室アレンジが低燃費と高い快適性の両立を実現。
◇軽量・高揚抗比主翼型機を凌駕する性能を発揮。
◇次世代エンジンが圧倒的な低燃費、低整備費、そして低騒音を実現。


YS-11では機体のみ国産でエンジンや操縦システム、電子機器等は外国製でしたが、今回の計画ではエンジンも含め全て三菱を中心とした国内企業が開発・製造するようです。

予定では2006年までに製造図面を起こし、同年より機体の試作・組み立てに入る。2007年に試作機をロールアウトさせ初飛行、2008年にかけて試験飛行して、2009年に形式証明を取得する。それまでに受注活動を行って09年までにローンチカスタマーを確保できない場合は量産しない。また、2005年に市場調査に基づく中間評価を行うとした。としています。
そこでその中間評価が2005年9月に公表されたのですが、市場の動向から大型化が必要ということで、当初計画の30-50席から90席程度へ規模を拡大する事になりました。
そのため構想の再構築が必要となり、初飛行は早くても2011年になる見通しです。

当初は2003年から5年で500億円という計画で始まったこのプロジェクト。
開発が伸びる事はどこの航空機メーカーでも珍しいことではありませんが、国が費用の半分を負担している事を考えると、何かイヤな予感がしてなりません。

タイミングが悪くなければいいけど。。。
タイミング   ◆Mの訓練日記
今日は7月11日です。
1962年(昭和37年)の今日、第二次大戦後初の国産旅客機YS-11の試験飛行機1号機が三菱小牧工場でロールアウトしました。
YS-11の誕生日といったところでしょうか。
戦後初の国産機ですから、設計者全員は戦争中に軍用機を作っていた人たち。
イマイチ民間輸送機の強度の目安がよく解っていなかったらしく、YS-11は欧米の民間輸送機に比べ桁違いに頑丈に設計されたようです。
おかげで現在も飛び続けているのですが。

1972年末までに182機が生産。しかし販売網がうまく構築できないままで予想より売上が伸びず、また海外では初めて作った機体のために信頼性がなく足元を見られて値下げを続け、原価を割った価格で販売することも珍しくなかったようです。
昨日のアメリカ1セントと同じ。
それでも生産終了時点で同クラスの民間輸送機ではフォッカー・フレンドシップに次ぐ売上だった事を見ればかなり健闘したと思います。
しかし赤字は免れず、1971年12月28日の国会で政府(佐藤栄作内閣)はYS-11生産中止と製造元の日本航空機製造の解散を決定します。
これだけを見れば、せっかく完成した飛行機を利益が出せないというだけの理由で諦めてしまうなんてもったいないと感じてしまいます。
初めて作った飛行機から儲けようなんて虫がよすぎると言うかなんと言うか。
次に繋げようとは考えなかったのでしょうか。
それ以来、日本の航空産業は欧米の下請けとなってしまいますが、着実に技術力と信頼性を上げていきます。
現にA380やB787の開発に占める日本企業の割合はそれを証明しています。


以前、訓練している空港に三菱のMU-2が飛んできました。
カナダ人の校長に「これはどこの飛行機か知ってるか?」と聞かれ、「?」。
今更ながら無知を恥じていますが、三菱がターボプロップの双発機を作っていたなんて知りませんでした。
しかも40年以上前から。
校長曰く「これは俺が一番好きな飛行機だ。」って。
見た感じ重心が低くくて安定性がありそうです。ランディングギアも丈夫そうに出来ていて扱いも簡単そう。
ぜひ乗ってみたい機体です。

MU-2の開発がはじまった当時、三菱はYS-11の為に多くの技術者が日本航空機製造に出向していました。
その為MU-2の開発には飛行機の経験がない若手技術者があたることに。
ゼロからの飛行機開発です。
三菱に保管されていた戦前戦中の軍用機の図面やアメリカの飛行機雑誌を見て勉強しながらの開発。
また、当時としては珍しい全く最初からの民間機開発でした。というのも当時の小型機は戦中の軍用機からの転用が多く、そのほとんどが軍用機の機体をそのまま流用してエンジンだけをターボプロップに載せ代えだけのものでした。
そんな初めての挑戦にも関わらずMU-2の総生産数762機、世界27カ国で販売され世界の小型機の中でもベストセラーとなりました。
が、しかし1971年に円が固定相場制から変動為替に移行すると円高が急速に進みせっかくの売上も為替損で赤字に転落。
続いて1973年の中東戦争によるオイルショックで更に業績は悪化します。
そして1987年に三菱は新型機MU-300の販売に集中するためMU-2の生産を終了します。


大型機にしろ小型機にしろ、飛行機というものは決して安い買い物ではありません。
タイミングを逃すと良い物でも売れなくなってしまいます。
技術だけでなく、事前のマーケティング、開発後の販売網、顧客へのアフターサービスなどいろいろ大変です。
更にセールスする国との政治的、経済的な関係、産油地域の情勢なんかも加わって飛行機を作って売るのはギャンブルに近い物があるのかもしれません。

大変です。

私個人もタイミング悪いです。
だから大変です。


次は環境適応型高性能小型航空機(ナガッ!)です。
お金の話   ◆Mの訓練日記
晴の日が多いバンクーバーの夏。
日本のように台風や夕立がないので空気は極端に乾燥します。
だから毎年夏も後半になると水不足にもなります。
ただここ数日、州の北側や内陸部では雨が降っているようです。
これで山火事も少しは収まってくれればと思いますが、実際のところどうなのでしょう。
バンクーバーでも昨日から雲行きが怪しくなってきました。予報では明日は久しぶりに雨のようです。

先月エアバスがA380の引渡しが予定より7ヶ月遅れると発表しました。
それによりエアバスとの契約を見直したり発注数を変更したりする航空会社が出てきました。
なんだか雲行きが怪しくなってきました。

そんな中、先日titmouse氏から聞いた情報。

A380の航空会社への引渡しが遅れるというニュースは決して良いニュースではありません。
エアバスの企業イメージにはマイナスです。
ニュースを見た投資家に不信感が広がればエアバスの株価は当面、下落することはあっても上昇はしません。
すると株主達はエアバスや親会社であるEADSの株を売り始め、株価は下がります。
株価が買ったときより安くなってから売ると損をします。当たり前です。
だから投資家達は企業の動向に目を光らせます。
でももし事前にこのニュースをエアバス内部の人から聞いていたら。
エアバスが引渡しの遅れを発表する前に株を売る事が出来ます。つまり値下がりが始まる前に素知らぬ顔で株を売却して被害を最小限に抑える事が出来ます。

いわゆる「インサイダー取引」です。

エアバス親会社のEADS経営陣の中にA380のニュースが発表される前に持ち株を売却した役員がいるという噂です。
当人達は否定しているので定かではありませんが、損をしてしまった人たちから見れば疑いは避けられません。

たまたま聞いちゃったんでしょうね。その情報を。


『インサイダー取引』
英語ではinsider trading[dealing]、中の人(insider)取引(trading)と直訳すれば良いのでしょうか。
そんな勝手に内部情報で取引されては不公平です。
EADSのドイツでの大株主ダイムラークライスラー社は、

「何も聞いていなかった。」

と怒ってます。
怒るのはもっともですが、聞いてたらどうしたのか気になります。

お金が絡むとねぇ。。。
貧乏人でよかった。。。


お金の話で飛行機とは関係ないのですが、昔ドリフ?のコントでこんなのがあったと思いました。

子分役の中本工事が偽一万円札を作って親分役のいかりや長介に出来栄えを見てもらいました。
本物そっくりに出来た偽一万円札を見て親分は大満足。で、この偽一万円札を作るのにいくらかかったのかと聞きました。
子分は「1,0200円かかった。」と答えて頭を叩かれます。
一万円の偽札を作るのに一万円以上かかっていたら作るだけ無駄です。

実際に日本の印刷局が一万円札を一枚作るのに費用は一万円以上かかっていないと思いますが、先日バンクーバーの地元紙をたまたま読んだら1セントの値段が書かれていました。
カナダのお金の最小単位は1セント。
日本の一円に相当します。
カナダの1セント硬貨を一枚作るのにかかる費用は0.7セント。一枚作って流通させれば0.3セント儲かります。

次はアメリカの1セント硬貨。
1セント硬貨一枚作るのにかかる費用は1.23セント。

マイナスやん。

作れば作るだけマイナスです。当たり前ですが。
しかも年間何十億枚と生産されているようです。

さすがアメリカ。
これじゃ1セント硬貨を偽造しても儲からんね。
ガンバレ!ニッポン!   ◆Mの訓練日記
今日は七夕。

7月に入って快晴の続いたバンクーバーですが、昨日は一日中曇り。
半袖では肌寒い日でした。
しかし今日になってまた快晴。
昨日は何だったんだ。
しかしあまり良い天気が続くとそれはそれで困ったものです。
毎年夏になると気温の上昇と空気の乾燥から山火事が発生、近くに住む人たちの生活を脅かしかねません。
バンクーバーの地元ニュースでも毎日山火事のニュースが伝えられています。
ちなみに一昨日のローカルニュースのトップは、

「バンクーバー動物園でキリンが死亡」

でした。
ミサイルじゃなくてキリン。


では、今日の「Mの訓練日記」のトップニュース。

格安でジエットブルーが首位、顧客の「満足度調査」
2006.07.07『CNN日本語ニュースより』

ニューヨーク(CNN) 米大手航空、格安航空を対象にした顧客の「満足度」調査が実施され、大手ではコンチネンタル、格安ではジエットブルーがそれぞれ首位に選ばれた。航空週刊誌などが主催したアンケート調査で、6日に結果が公表された。
調査は、航空料金、機内サービス、チェックインや搭乗時での時間のかかりかた、荷物預託や引き取りでの時間の多少、予約時での応対ぶりなど7項目にわたって実施。
この結果、ジエットブルーは計820ポイントを獲得、1位のサウスウエストを大きく離したという。820ポイントは、格安航空の平均獲得ポイントを81ポイント上回っていた。ジエットブルーは、座席の独自デザイン、個人テレビの付設などで好評。
大手のコンチネンタルは、迅速なチェックイン、機内サービス、航空料金の水準などで大きな点数を稼いだという。小差でデルタ航空が2位、3位にはアメリカン航空が入った。

最下位は、エア・カナダだった。

調査は、今年1月─5月、北米の主要航空会社を利用した乗客9,334人を対象に実施した。


ガンバレ!エア・カナダ!


では、次のニュースです。

シカゴ・オヘア空港が最も混雑する空港、FAA調査
2006.07.07『CNN日本語ニュースより』

シカゴ(AP) 米連邦航空局(FAA)は、今年1月1日から6月30日まで対象に、国内の空港の混雑度に関する調査を実施し、離着陸件数では、イリノイ州シカゴのオヘア空港が最も混雑していた、と発表した。2位はジョージア州アトランタのハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港で、3位はテキサス州ダラスのフォートワース空港だった。
オヘア空港の離着陸数は47万7001件で、昨年より1.3%減少。シカゴ市によると、同空港では施設の拡張工事に伴い、過度の混雑を避けるため、FAAが離発着を制限したことが響いたという。工事は2013年に完工予定。
アトランタ国際空港は、47万2431件で5%の減少。最近の原油価格高騰で、航空会社が一部路線の運航を停止したことが主因。また、同空港を拠点にする大手、デルタ航空が、国内線より国際線に注力していることも作用した。
FAAによると、国内空港の利用旅客数ではアトランタ空港が首位だった。
3位のフォートワース空港は、34万8434件で、昨年比で2.1%の減少。


素人的にはニューヨークとかロスアンゼルスとかが最も混雑しているように思えるのですが、そうではないようです。
しかし半年で離着陸数が47万件ですか。
羽田の年間離着陸数が28.5万件?くらいですから、単純に計算して約4倍です。
離着陸数は1時間平均109件。5分間で飛行機が9回離陸もしくは着陸する計算です。

ちなみにバンクーバー国際空港の2005年の離着陸数は32万2986件。
羽田よりバンクーバーのほうが離着陸数は多いようです。


では、最後のニュースです。

ブラジルの自動車生産台数が減少、W杯影響で6月
2006.07.07『CNN日本語ニュースより』

サンパウロ――ブラジルの自動車製造産業連盟は6日、今年6月の生産台数は22万5831台と前月比で6.7%減、前年同月比で1.5%減を記録した、と発表した。輸出台数もドル換算で、前月比で10.3%減、前年同月比で7.0%減となった。
6月には、サッカーのワールドカップ(W杯)ドイツ大会があり、テレビ観戦などで休業日が増えたことが影響したとしている。ブラジルはサッカー大国で、今回W杯でも優勝候補の筆頭だが、準々決勝でフランスに敗退している。


さすがブラジル。
ちなみに日曜日の決勝戦、私はイタリアを応援します。

ガンバレ!デル・ピエロ!

そういえば、土曜日に行われる3位決定戦のポルトガル―ドイツでの主審は上川徹氏、副審は広嶋禎数氏です。

ガンバレ!ニッポン!
連休   ◆Mの訓練日記
7月に入って今日で4日目。
まあまあ内容の濃い4日間でした。

7月1日は「カナダ・デー」。
1867年にカナダがイギリスから独立した日です。
毎年各地でお祝いのイベントが開催される中、今年はサーモン・フェスティバルに行ってきました。
場所はバンクーバーの隣、リッチモンド市の南端にある漁村スティーブストン。
およそ120年前、和歌山から移民してきた漁師さん達が定住して作った日系カナダ人の漁村です。
titmouse氏も先月まで住んでました。

で、サーモン・フェスティバル。
文字通りサーモンの祭り。とてつもない量のサーモンが大きなアミの上でBBQにされてました。
サーモンBBQを食べるにはまず食券を買わなくてはいけません。
約30分並んで食券をゲット、10ドル。
次は食券を持って1時間弱並びようやくサーモンにありつきました。
ウマかった。
同時に焼きそばの食券の列にも並び30分ほどかかって焼きそばもゲット、4ドル。
ウマかった。
という事で、並んだ記憶しかないサーモン・フェスティバルでした。

翌日の2日は部屋の大掃除。
部屋のカーペットに重曹(ペーキング・パウダー)を撒いて掃除機をかけます。
ニオイも取れて結構きれいになります。
そしてカーテンも洗濯。

その翌日の3日は昼間からビールを飲んで酔っ払い。

そしてアメリカ独立記念日の今日はワールドカップ準決勝、ドイツ対イタリア。
イタリアの劇的な勝利にチョット興奮しました。
試合終了直後に我が家の真上をルフトハンザのB747がバンクーバー国際空港へ向かって飛んでいきましたが、こころなしか高度がいつもより低い。
パイロットが動揺していなければいいけど。。。

夜は試合の再放送を3回も見てデルピエロの虜に。
やっぱデルピエロかぁ。

そんなサッカーの後はスペースシャトルの打ち上げが気になりチャンネルをCNNにチェンジ。
画面いっぱいに「Launched(発射した)」の文字が。

「おっ、打ち上げ成功か。」

と見ていたら、どうもロケットはスペースシャトルではない。

ミサイルか。。。
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