カナダ・バンクーバー地域で活躍するフライトインストラクターたちのブログです。
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今日もつづく   ◆Mの訓練日記
夏だから暑いのは当たり前です。
でもココの夏は日本のそれに比べてまだ過ごしやすいでしょう。
なぜなら空気が乾燥しているからでしょうか。
湿度の違いは体感温度に大きく影響します。
除湿機能のついたエアコンだったら気温を低く設定しなくても除湿だけで十分過ごしやすくなります。

逆に冬の場合、エアコンで部屋を温めるより石油ストーブの方が部屋は暖まる。
なぜなら石油を燃やすと水蒸気が発生するから同時に部屋の湿度も上げてくれます。


こんな前フリと関係あるような無いような今日の本題。

暑くてダルそうな飛行機君。
35℃の暑さの中、いつもより長い距離を使って加速&テイクオフ。
セスナ152のP.O.Hによると、空港の標高が海抜ゼロメートルで気温が15℃だとゼロから加速して離陸速度50ノット(約90km/h)に達するまでに725ft(約221m)の長さが必要と書かれています。
しかし同じ空港からの離陸でも気温が35℃だとその距離は843ft(257m)にまで伸びます。

エム:暑い中、よ~走りますな。
飛行機:なかなか加速せえへんさかい。
エ:フルパワーでも加速が鈍いんでっか?
飛:いやいや、そのフルパワーが出えへんねん。
エ:そらまたケッタイな話でんな。
飛:暑うて空気が薄いでっしゃろ、ガソリンがよう燃えてくれませんねんや。
エ:なんぎやね~。そやけど空気が薄かったら抵抗も小さくて前に進み易いんとちゃいますの?
飛:いやいや、それがまた違いますねん。暑かったらもっと速く走らな機体が浮きませんねん。
エ:えっ?ろーてーしょんすぴーどはいっつも五十ノット(約90km/h)やろ?
飛:ナニ言うてまんねん、そりゃKIAS(指示対気速度)やろ。
エ:KIAS?指示対気速度?


空気は温めると膨張して体積が大きくなります。
その分密度は小さくなり、薄くなります。
エンジンのパワーはどれだけガソリンを燃焼できるか。
スロットルを全開にしても気温が高いとエンジンに入ってくる空気の量は気温の低い時より少なくなります。
そのためエンジンが燃焼できるガソリンの量も少なくなり、出力も小さくなります。
エンジンの出力が落ちればプロペラの回転数も少なくなり、推力(Thrust)の低下につながります。
推力が小さいと加速は鈍くなり、その結果離陸距離は長くなります。


更にもう1つ。

離陸速度はいつも同じか?
KIASとは?
指示対気速度とは?


つづく。。。
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