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冷やし中華はじめました   ◆Mの訓練日記
夏になるとラーメン屋のメニューに冷やし中華が加わります。
個人的には冬でも食べたいのに、何で夏だけなんだろう?と思います。
冷やし中華を始めると店先に、

「冷やし中華はじめました」

と張り紙がされます。
バンクーバーのラーメン屋でも冷やし中華はじめました。


7月25日に発表された『ホンダジェット』の事業化。
かねてから小型航空機の研究を進めてきたホンダが、いよいよ製造・販売に乗り出すようです。
この『ホンダジェット』の写真を見ましたが、実に独特な格好をしています。
エンジンが主翼の上に付いています。
主翼の上に支柱が立っててその上にエンジンが乗っかっているので、通常良く見られる主翼の下にエンジンをぶら下げたジェット機を上下逆さまにしたようです。

このホンダジェットは乗員・乗客8人以下の軽ビジネスジェット(VLJ:Very Light Jet)の部類。
FAAは今後10年の間に軽ビジネスジェット(VLJ)の需要を4,500機と予測しているそうです。
ですから需要はありそうです。
この秋から受注を開始し、順調に開発が進めば2010年には機体の引渡しが始められるとの事。

しかし問題はどうやって上手く販売網を作っていくか。
今回ホンダは販売・部品補給・技術支援などでパイパー・エアクラフト社と提携したようです。
つまりパイパー社の販売網を利用できます。
では、なぜパイパー社なのか。
パイパー社といえばチェロキーなどの小型飛行機を専門に扱うアメリカの小型航空機メーカー。
フライトトレーニングではセスナと共にパイパーの小型機が多く利用されています。
セスナとはライバル関係。
そんなパイパーがなんでワザワザ他社であるホンダの飛行機を自社の販売網に乗せてくれるのかにはアメリカでの小型機販売競争が絡んでいるのではないかと想像します。

パイパー・エアクラフト社の製品には私の知る限りビジネスジェットが無い。多分。
一方、ライバルのセスナやビーチクラフトの製品にはビジネスジェットがある。
だからパイパーはビジネスジェットが欲しい。
そこでホンダジェットが登場。
パイパー社の販売網にホンダジェットを乗せることにより、

「パイパー・エアクラフトでもビジネスジェットはじめました」

と、「冷やし中華はじめました」のような看板が出せます。
ホンダとしてはわざわざアメリカに現地法人の販売会社を作るより、パイパー社の販売網を使わせてもらった方がお金がかからない。

パイパー・エアクラフト社と本田技研、お互いハッピー。

あくまで私個人の想像です。

しかしむかし同じような事例がありました。

三菱が初めて開発・販売したビジネスジェット『MU-300』。
三菱はMU-300以前にMU-2という双発ターボプロップを製造しアメリカで販売していました。
MU-2販売のためにアメリカに現地法人『MAI(三菱アメリカ航空)』を設立、MU-300もMAIで当初販売されていました。
しかし現地法人MAIはMU-2の販売で既に赤字を抱え、三菱一社でMU-300の販売を続けるのは困難な状況になってしまいました。
そこで登場したのが当時経営再建中のビーチクラフト。
ビーチクラフトの製品にビジネスジェットが無かった。
でもアメリカ国内に巨大な販売網をもっていました。
三菱とビーチクラフトのお互いの利害が一致しました。

「ビーチクラフトでビジネスジェットはじめました」

それ以降、三菱MU-300はビーチクラフト社で販売されています。
名前も変えられて『BEECHJET400(ビーチジェット400)』。
さらにまた名前が変わって『Hawker400(ホーカー400)』。
現在では生産・販売権ともビーチクラフトが持っています。


何気に日本はビジネスジェットのパイオニア。

「日本製ビジネスジェットはじめました」
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