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チキンガン   ◆Mの訓練日記
天気予報どおり天候は回復しました。
また暑さが帰ってきましたが、マイルドです。
もうカナダの夏は終わりに近づいているのでしょうか。

以前、このブログで紹介した私の好きなテレビ番組『Myth Buster』。
毎回あらゆるミステリーを実験し、科学的に解明する番組です。
その番組のエピソードの一つに『チキンガン』というのがあります。
以前、gato-negro氏がコメントしていた『チキンガン』です。
鳥が飛行機にぶつかる「バードストライク」を再現し、その衝撃がどれくらいなのかを調べるエピソードで、昨日の再放送を偶然見ることが出来ました。

バードストライクは毎年世界中で何千件と報告されています。
よく耳にするのはジェットエンジンに鳥が吸い込まれるというもの。ジェットエンジンに鳥が1羽吸い込まれただけでも、タービンブレードが損傷して事故に繋がる恐れがあります。
鳥がエンジンに入っていった直後には焼き鳥の匂いがするとか、しないとか。
さらに悪い事に、鳥はそんなに高いところを飛んでくれません。
お陰でバードストライクは離陸直後や着陸最終段階でその多くが起こります。なのでパイロットにとっては対処する時間が非常に限られてしまいます。

そんな「バードストライク」の衝撃は、一体どれほどのものなのか?

まず、廃棄場で「パイパー・チェロキー」の機体と、肉屋で丸焼き用の鶏を何羽か購入。
そしてその鶏をどうやって飛行機の窓ガラスに向けて発射するかを考えます。
いろいろ考えた結果、圧縮空気を使って鶏を発射してみる事に。
中古のボンベと直径30センチほどの鉄パイプをつなぎ合わせて特大空気銃を製作。
ボンベとパイプの間にはバタフライバルブ(弁)を引き金として設置、バタフライバルブを手動で開くと、ボンベ内の圧縮空気が鉄パイプから発射される仕組みです。

命名『チキンガン』

番組では衝撃の違いを調べるために、凍らした鶏とそうで無いものを用意しました。
まず、凍らした鶏をチェロキーの窓ガラス目掛けて発射。

3、2、1、発射!

もの凄い音と共にボンベ内の圧縮空気が放出され、鶏がチキンガンから発射されました。
高速カメラで測定した結果、発射された鶏の速度は時速128マイル。約205km/h。
ノットにすると約114ノット。
チェロキーの巡航速度よりやや速めの速度です。

で、コックピットの窓ガラスはどうなったかというと。


見事に貫通しました。
出演者、それに私エムも大爆笑。

次は凍っていない鶏を使用。

結果は同じ。
鶏は窓ガラスを貫通。
速度もほぼ同じ128マイル。

鶏の重さも、発射された際の速度も同じならば、エネルギー=1/2×重さ×(速度)の2乗で破壊力は凍っていても、凍っていなくても同じになる計算です。
但し、凍っている方が窓ガラスに衝突時に原型をとどめるので衝撃は大きくなるようです。
反対に凍っていない鶏は衝突時、大きく変形してエネルギーの一部を逃がしてしまいます。


結果:
巡航中の小型機に2kg程の鳥が衝突した場合、鳥は窓ガラスを貫通する。

捕捉:
但し、今回使用したチェロキーなどの小型機の場合、プロペラがコックピット前方で回転しているので、鳥は直接コックピットの窓ガラスにクリーンヒットはしない。
よってパイロットに直接的な被害を及ぼす事は無い。
しかしプロペラに深刻なダメージを来たす恐れがある。


実験後にお遊びでかぼちゃを機体側面に向けて発射してみました。
かぼちゃは見事に機体を貫通。

結果:危ないですから、飛んでいるチェロキーやセスナにかぼちゃを投げないで下さい。


いま目の前に『鳩サブレー』があります。
知る人は知る、知らない人は知らない(当たり前や)『鳩サブレー』。

飛行中に『鳩サブレー』がぶつかっても窓ガラスを貫通する事はありませんが。

知らない人のために、ココで少し説明を。
『鳩サブレー』は、鎌倉市の豊島屋で販売されているサブレー。形が鳩なので『鳩サブレー』。鎌倉の鶴岡八幡宮を参詣した帰りや、鎌倉を観光した時に買うお土産の定番です。
明治時代に初代店主がビスケットを真似てお菓子を作ったところ、それを食べたフランス帰りの船員に「フランスで食べたサブレーに似ている」と言われてしまいました。
自分が作ったお菓子がサブレーであることを初めて知った店主は、このサブレーの生地を鶴岡八幡宮の鳩に似せた形に焼き上げ、『鳩サブレー』と命名したそうです。
発売当初『鳩サブレー』ではなく、『鳩三郎』と呼ばれていたとか、そうでないとか。

ちなみに静岡県伊東市にある『ハトヤ』とは何の関係もありません。
電話番号も4126ではありません。

私エムは『ハトヤ』のテレビコマーシャルは見たことがありません。
関西出身だからでしょうか。
関東、中部地方出身の方たちには有名らしいです。

伊東に行くならハ・ト・ヤ~♪
よ(4)・い(1)・ふ(2)・ろ(6)、ハトヤ♪

聞いた事ありません。
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