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カナダ・バンクーバー地域で活躍するフライトインストラクターたちのブログです。
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雲と霧   ◆Mの訓練日記
なんだか今週はサボリ気味な週です。
9月病ですね。

9月に入ってからというもの、昼と夜の気温差が大きくなり、天気が良いんだか悪いんだか。
朝起きて部屋の窓から外を見ると、とてもよい天気なのです。
が、家からバスに乗って1時間、空港に着くとそこは霧の中。
夜中に相当冷え込むからでしょうか、海に近い空港では濃い霧が広がっています。
そしてその霧は太陽が昇って気温が上がるまで晴れません。

バウンダリーベイ空港は南に湾が広がっています。
夜になって気温が下がると、南の海上から湿った空気が流れ込み、霧になります。
昼の12時頃になると、霧は晴れるのですが時々局地的に霧が残ります。

先日、空港を12時にテイクオフした時のこと。
南の海の上は霧が雲の様に広がり、空港のある陸地側はキレイに晴れていました。
見事な雲海でした。
写真に取れなかったのが非常に残念。

雲も霧も同じもの。
雲が地表に接していれば、霧と呼ばれます。
例えば富士山の5合目付近に雲が掛かっていたとしましょう。
遠くから眺めると、とても絵になる景色です。
しかしその時に富士山の5合目付近を登山中の人にとって、その雲は霧です。

「霧のせいで何にも見えないよぉ~。今日はダメだな。」

と不満を言いながら登っているかもしれません。
そして無事山頂まで登り下界を見下ろすと、さっきまでの霧が眼下に広がり、

「おぉ~っ、キレイな雲海だ!今日登って正解だった!」

って感動するかもしれません。
人間とは実にいい加減です。


霧の出来方には色々ありますが、結局は空気中の水蒸気が冷やされて水粒になって目に見えるようになっただけ。
冬の寒い日に吐く息が白くなるのと同じです。
だから霧が出来やすい条件は、気温が低くて湿度が高いこと。

なので逆に霧が晴れるための条件は、気温が上がるか、湿度が下がるかすれば霧は晴れていきます。

聞いた話ですが。
第二次大戦中の連合軍では空港が霧で覆われ戦闘機の離陸が出来ない時、滑走路の脇でガソリンの燃やして周囲の空気を温めて霧を晴らそうとしたらしいです。
霧が晴れても煙がすごそうですが。

空港が霧で覆われて視程が悪くなると飛行機の運航に支障をきたします。
とくに我々のような有視界飛行(VFR)で飛んでいるパイロットにとって霧は最大の敵かもしれません。
離陸できなくなるのはもちろん、さっきまで快晴だった空港にみるみる霧が広がってくる事も珍しくありません。

霧って奴は厄介です。
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