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カナダ・バンクーバー地域で活躍するフライトインストラクターたちのブログです。
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オートパイロット   ◆Mの訓練日記
パソコンの調子がイマイチよくありません。
以前、故障して修理に出した時にパソコンの無い生活が1週間ほど続きました。
インターネットが出来ないのはもちろん、勉強も思うようにはかどらなかった1週間。
いかにパソコンが普段の生活に溶け込んでいるかがよくわかりました。

世の中ずいぶん便利になりました。

世の中の物は常に進歩し続けています。

パソコン、カーナビ、携帯電話、電子辞書、DVD、電子レンジ、デジカメなどなど。

車は勝手に車庫入れしてくれるし、道も案内してくれます。

便利です。

そして飛行機も。

飛行機は新しい機種ほど操縦しやすいと言います。
まぁ、当たり前と言っちゃぁ、それまでですが。

YS-11よりB737。
B737よりB747-400。
B747-400よりB737NG。

特に飛行機の自動操縦、オートパイロットの進歩には目を見張るものがありそうです。

昔は単純に高度と方向を維持するだけのものだったのが、コースを事前に入力すると勝手に目的地まで飛んでくれるようになり、更には離陸や着陸まで自動でやってくれるようになりました。
もはやパイロットが操縦するよりオートパイロットの方が操縦が上手い。
しかも無駄が無いので経済的。
じゃ、パイロットなんか要らないじゃん。って事になります。
その事に関しては後日。

オートパイロットに関して詳しい訳ではありませんが、素人的に考えてもオートパイロットはコンピューターが飛行機を操縦していると考えても間違いではないと思います。
コンピューターの方が人間より正確。
故に高度を保ったり、方位を維持したり、速度を一定に、もしくは正確に加減速したりするのは人間より得意なはずです。
人間の感覚では感知できないような小さなズレでも、コンピューターはそれに気付いて即座に修正しようとします。

コンピューターはマメです。

では、何故コンピューターはそんなにも正確に、しかも人間より上手く飛行機を飛ばすことが出来るのか?

だってコンピューターだもん。

と言ってしまえばそれまでですが。

これから先は私の私見、もしくは憶測になってしまいますが、私が思うところ、コンピューターはみんな正確な“ものさし”を持っている。
しかも人間の目では見えないくらい小さな目盛りのついた“ものさし”。
彼ら、つまりコンピューター達は測る事に関しては超・正確なのではないでしょうか。

多分そうだ。

コックピットにある高度計や速度計、方向指示器などはみんな“ものさし”。
しかしそれらはパイロットがモニターするためのものさしであって、コンピューターはもっと細かい目盛りのついたものさしをモニターしているのかも。
それはもしかしたら何千、何万分の一ミリのズレも見る事が出来るものさし。
そんなものさしがあれば、飛行機を正確に飛ばすことなどコンピューターにとっては朝飯前です。
コンピューターは朝飯食べませんが。

ズルイです。

例えば空港に着陸する時、

「空港からこれくらいの距離に来た時に、これくらいの速度と降下率で降りていけばスムーズに無駄なく降りれるかなぁ。」

と計画を立てます。
もちろん事前に地図上で距離を測って、速度を計算して必要な降下率を求めますが、実際に飛んでいる最中はどうしても誤差が生じます。
人間の場合、この誤差を修正するのに必死に飛行機をコントロールします。
もしくは誤差にも気付きません。

これがコンピューターによる自動操縦だったら。
常に空港までの距離を正確に把握し続け、風の影響も踏まえたうえで必要な速度と降下率を一瞬のうちに計算して実行するでしょう。
“どんなこと”があっても実行するでしょう。
正確な奴ですが、チョット頑固すぎるところがたまにキズですが。


話は少し変わりますが、我々が普段飛ばしているセスナやチェロキーにはもちろんオートパイロットなんてついていません。

でも、最近思うこと。

インストラー歴何十年、セスナだけで何千時間も飛んでいる強者インストラクターの操縦はオートパイロットのようです。
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コメント
この記事へのコメント
オートパイロット楽やねん
ですが、少し前に何かで読んだどこかのエアラインパイロットの話の中に(ああ、記憶力が低下してる・・・)こんなのがありました。
オートパイロット入れてしまえばパイロットの腕の上手下手なんて関係ないやと思いきや、オートパイロット入れる前に的確なトリムをセットしているかどうかでオートパイロット中の機体の挙動に違いが出てくるそうです。
つまりヘタなトリムだと、コンピューターが常に機体の姿勢制御に舵面を動かし続けなければならず、的確なトリムだとそれが起こらない、パイロットの腕がこういうところに出てくる・・・ということだそうです。
ちなみに、どの程度の最新技術のオートパイロットを装備した機体の話だったかも定かではありません。
2006/09/29(金) 22:55:19 | URL | NHK #-[ 編集]
トリム! トリム! トリム!
オーパイ前のトリム、私も知りませんでした。改めてトリムの重要性を思い知るような話ですね。
前から思っていたのですが、トレーニングシラバスにも「トリム」だけで1レッスン増やした方が操縦の上達度が向上するのではないでしょうか!?

恐るべし、トリム。

2006/10/01(日) 13:03:55 | URL | titmouse #-[ 編集]
トリムむむむ・・・
むむむ・・・
どうでしょうね。私は逆に、トレーニングの最初の頃はトリムを一切使わせず、腕がへとへとになるような思いをしてもらって、そのあとからトリムを教えると、トリムのありがたさと正しい使い方をすんなり習得できるのでは・・・と最近思ってます。
2006/10/03(火) 22:21:30 | URL | NHK #-[ 編集]
パイロットだって体育会系
なるほど。確かにトリムで姿勢を作ったり微調整したりするような間違った癖がつかなくていいですね。

F1レーサーがとても過酷な肉体訓練で手首の力や腕力を鍛える話を思い出しました。パイロットにも健康維持以上の筋力トレーニングが有効かもしれません!

2006/10/08(日) 07:08:39 | URL | titmouse #-[ 編集]
フライト・トレーニングでも・・・
意外と筋肉痛になったりしません?
思いっきりスリップの練習したあとなんか?

・・・それとも、日頃の運動不足がたたった私だけの問題?
2006/10/10(火) 22:58:37 | URL | NHK #-[ 編集]
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