カナダ・バンクーバー地域で活躍するフライトインストラクターたちのブログです。
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「故郷」   ◆Mの訓練日記・リターンズ
「カナダへの航空留学」をご覧の皆さん、こんにちは。
M改めエム、更に改め「憂国のフライトインストラクター・ヱム」です。



憂国
国の現状や将来を憂え嘆くこと。
「―の士」
◇三省堂提供「大辞林 第二版」より◇



兎追いし かの山
小鮒釣りし かの川
夢は今も めぐりて
忘れがたき 故郷

如何に在ます 父母
恙なしや 友がき
雨に風に つけても
思い出ずる 故郷

志を はたして
いつの日にか 帰らん
山は青き 故郷
水は清き 故郷




突然ですが日本の歌百選の一つ「故郷」です。
今回の一時帰国で、故郷のありがたさを身に染みて感じている今日この頃。

かの山に兎はいませんが、
友がきも既にいませんが、
そして志を果たしたわけでもありませんが、


今日は「故郷」


ヱムの“故郷”というか、実家は京都の山の中。
24時間開いているコンビニも無ければ、ファミレスもありません。
宅配ピザは店と家の中間地点まで取りに行かないといけません。
田んぼや竹林に囲まれ、蛇やムカデの出現は日常茶飯事。
絵に描いたような「田舎」です。
地元の人たちは、

「何も無いのがこの町のウリ。」

と誇らしく語ってくれます。
私もそう思います。

そして今回の帰郷で初めて知った事実が一つ。

「竹林は日本全国何処にでもあると思っていたのは間違い。」

前述の通り、実家の周囲は竹林です。
家から3分も歩けばそこは竹林。
360°何処を見ても竹・竹・竹。
犬も歩けば竹に当たる。
石を投げれば竹に当たる。
春になれば道沿いに竹の子売りの屋台が出ます。
確かに京都は竹が多いと言われていますが、竹林は日本全国何処にでもあると信じて疑っていませんでした。
しかし東京から来た東京生まれ、東京育ちのY女史曰く、

「何でこんなに竹ばっかりなの?」

と珍しそうに一言。

「こんな竹林、何処にでもあるでしょう?何故そんなに珍しがる?」

と逆に私が不思議に。
しかしどうやら

「竹林は日本全国何処にでもある訳では無い。」

との事。
生まれてこのかた30年の常識が一気に覆されました。
そして次の瞬間、今まで気にも留めていなかった竹林が少し誇らしく思えました。

「ヱムの故郷にはこんな立派な竹林があるんだぞっ!」

って。
でも、

「さぞかし美味しい竹の子が食べれるんですねぇ。」

と聞かれても、竹の子はあまり好きじゃないのでよく解かりませんが。


と言う事で、“故郷”


人それぞれ、形は違えどそれぞれの“故郷”。
生まれた家や町、母校、親戚や友人、そして父母。
他の人からは想像もつかないような形の“故郷”もあるかもしれません。

そしてそれを懐かしむという事。

その場所やその人たちを懐かしむ心は“故郷”というものに通ずる部分があるような気がします。
その昔、石川啄木は

故郷は
遠くにありて
おもうもの


と詠みました。

時間が経って初めて懐かしめるもの。
遠くに離れて初めて懐かしめるもの。
失って初めて懐かしめるもの。

思い出を懐かしむ。って事もそうなのでしょうか。



そんな私の“故郷”では、父が今日も庭仕事をしています。
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